日本の作家
とある住宅地に、刑務所を脱走した女性受刑者が向かってきているというニュースが入ってくる。住宅地の路地をはさんだ10軒の家の住人たちは交代で見張りをすることに。 以前から気になっていた作家で、ようやく読むことができ一先ず満足。芥川賞作家というこ…
収録作品 「BOOZE 01:詐欺」 「BOOZE 02:人間消失」 「BOOZE 03:定義」 「BOOZE 04:君の名は」 「BOOZE 05:アリバイ」 「BOOZE 06:ダイイングメッセージ」 「LAST BOOZE」 レギュラーキャラクターたちとほかの客の会話が推理合戦となってゆく構成が『黒後家蜘蛛の会…
収録作品 「そうだ、デスゲームを作ろう」 「行列のできるクロワッサン」 「花嫁がもどらない」 「ファーストが裏切った」 「完全なる命名」 表紙デザインとタイトルに惹かれて読み始めたところ、一話目から今まで読んだことのない魅力があり一気にハマり込んだ。どれ…
収録作品 「魂疫」 「血腐れ」 「骨煤」 「爪穢し」 「声失せ」 「影祓え」 楽しみにしていた作品ということもあるが、これはちょっと忘れがたい素晴らしい短篇集だった。ホラーとしてもミステリとしてもレベルが高く、二つのジャンルを最大限に楽しめるように計算し尽く…
収録作品 「透明人間は密室に潜む」 「六人の熱狂する日本人」 「盗聴された殺人」 「第13号船室からの脱出」 特殊設定もの、法廷もの、犯人当て、船上ミステリを、これでもかとアイデアが詰め込まれた凝りに凝った珠玉の本格ミステリ短篇集。しかもそれぞれ…
黒木あるじ『春のたましい 神祓いの記』を読了。世界で大流行している感染症により、祭りや神事が行われなくなったことで、自我を失い暴走する神々に対するため、公的機関「祭祀保安協会」の九重十一が各地方を巡る、という連作短篇集。 収録作品 「まつりの…
陳舜臣の『桃源亭へようこそ 中国料理店店主・陶展文の事件簿』を読了。 神戸で中国料理店を営む陶展文が活躍するシリーズの全短篇を収録した短篇集。最後の「幻の百花双瞳」だけはボーナストラックとして収められた、中国料理に纏わるノンシリーズ短篇であ…