★文学フリマでの同人誌、私家版の新刊が届いた。
『Re-ClaM Vol.13 特集:エラリイ・クイーンズ・ホール・オブ・フェイム~短編ミステリ名誉の殿堂~』
チッカリング・カーター 編『ニック・カーターの日本の冒険 ミカドの謎』(ヒラヤマ探偵文庫)
白浜潮花『疑問の犯人』(ヒラヤマ探偵文庫)
ヒラヤマ探偵文庫は商業出版では出ないであろうマニアックな国内外の古典ミステリを紹介してくれて大変ありがたい。これがまた面白い作品、貴重な作品ばかりなのでさらに嬉しい。私は『スーザン・デアの事件簿』の第二弾をお待ちしておりますよ。
古典海外ミステリ素人の私なんかが手に取ってよいのかわからないが、Re-ClaMの企画力には恐れ入る。同人誌だからこそできる企画もあるだろうが、本来なら『ミステリ・マガジン』もこれくらいの気概は見せてほしいものだ。
★新刊を買った。
ジョン・スティール『鼠の島』(ハヤカワ・ミステリ)
唐福睿『台北裁判』(ハヤカワ・ミステリ文庫)
ジーン・シェパード『ワンダー・ヒッキーの最高にステキな思い出の夜』(河出書房新社)
ノーマン・ベロウ『幻想三重奏』(論創海外ミステリ)
ビリー・ワイルダー/I・A・L・ダイアモンド『アパートの鍵貸します』(論創海外ミステリ)
『ワンダー・ヒッキーの最高にステキな思い出の夜』はジェームズ・サーバーやマーク・トウェインの流れに連なるユーモア作家の短篇集ということで期待している。
★落穂拾いで1冊本を買った。
L・P・デイヴィス『虚構の男』(国書刊行会)
現在も続いている〈ドーキー・アーカイヴ〉の第一回配本作品で、気になったので買ってみた。これが面白かったら、サーバン『人形つくり』も読んでみようと思う。